株主・役員 [会社四季報を読む]
株主には<>内の決算期末における上位株主10名の構成と、それぞれの持ち株数、持ち株比率が記載されている。
「外国」は外国国籍の個人または法人の持ち株比率、「投信」は投資信託に組み入れられた株式の比率、「役員」は最新時点での取締役及び監査役。
今日の名言
新しい料理の発見は、新しい星の発見よりも人類の幸福に一層貢献する。
ブリア・サヴァラン
記者の視点 [会社四季報を読む]
会社が発表した情報をもとに、会社四季報の記者がその期の業績、トピックス、将来の業績見通しなどをまとめています。
会社の経営状態を把握するのに便利だが、記事の内容はあくまで会社四季報独自の物であることに注意する。
社名・業務内容 [会社四季報を読む]
登記社名、決算期、事業内容や業界内での位置などが記載されています。
名前をよく聞く会社でも、実は事業内容をよく知らなかったという事は間々あります。
例えばトヨタ自動車が規模は小さいが、金融も扱っているといった情報がここで分かります。
今日の名言
この世にはいろいろの不幸がある。しかしその不幸からよきものを生み出そうとし、又生み出し得るものは賢い人である。与えられたる運命を最もよく生かすということは人間にとって大事なことである。
武者小路実篤
PER [PER]
株価収益率を表す。
PER(株価収益率)=時価総額※÷純利益
(=株価÷1株あたりの利益)
※時価総額とは、“株価×発行済み株式数”を指します。会社丸ごとの値段を表します。
株価を一株当たりの利益(EPS)で除して算出されます。
株価の割高や割安を判断する指標として利用されます。
例えば同業他社と比較して数字が大きければ割高と判断します。
PER(株価収益率)というのは、“会社の利益と株価の関係”を表していて割安性を測ることができます。一般的に、『PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である』といえます。
*EPSとは、一株当たり利益[ひとかぶあたりりえき]. 一株に対して最終的な当期利益(当期純利益)がいくらあるかを表す。
チャートの確認や企業分析 [会社四季報を読む]
チャートは過去5年間の株価の推移が分かります。
割安な株を見極めるのに役立つPER(株価収益率)も過去3決算期間の最高株価に対する平均値、最低株価に対する平均値が確認できます。
分析に当たっては会社四季報と日経会社情報を読み比べてみるのがお勧めです。
業績予想やコメント記事など違いがある場合もあり会社の動向を知る事が出来る。
今日の名言
この世で最大の雄弁家は、成功である。
ナポレオン『箴言と思想』
業績予想を見る [会社四季報を読む]
社名の横にある特色欄には、会社の特徴や事業内容など、注目のポイントが書いてあります。
専門記者による業績予想は特に注目です。
コメント記事や、業績予想の部分にも編集部独自の見解が反映され読みごたえがあります。
業績予想はマーケットウォッチャーならではの鋭い分析から大胆な予測が導き出されることもあります。
ページ欄以外にも株価チャートにも目を通してみましょう。
今日の名言
最初から和尚はない。
ふき掃除から洗濯まで、
小僧の苦労を重ねてこそ大和尚になれる。
安藤 楢六
会社四季報の読み方 [企業]
データの内訳をみる。
株式、財務、指標、キャッシュフローなどの欄で、会社の財務状況をつかみましょう。
特に、株主資本、株主資本比率は会社の安定性を測る重要な目安です。
業績は、過去3期から5期分の業績に加え、編集部による2期分の予想値も掲載されている。
決算期ごとの数値を比較する事で、事業の拡大、縮小ぶりや収益性の推移などが分かる。
財務、指標のデータと合わせて経営動向の分析に役立てましょう。
今日の名言
一個人がいかに富んでいても、社会全体が貧乏であったら、その人の幸福は保証されない。その事業が個人を利するだけでなく、多数社会を利してゆくのでなければ、決して正しい商売とはいえない。